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北緯15° 西経91.5°LOVE & CULTURE MAKE PEACE! Our Smiles Make Other's Smile.

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ティーンズの夏

1週間、明石塾という高校生を対象に、国際を舞台に活躍する人材を育成する研修のコーディネートを行った。

最初は、彼らの果てしなく大きなエネルギーに圧倒され、
また、米を研ぐことから教えることにびっくりし、
大丈夫だろうかと心配していた。

1日、2日、3日と
国際協力に関する各種講座、農業実習と
日を重ねるごとに、彼らの持つポテンシャルというものがすごいことに気づかされる。

スポンジのように物事、知識を吸収し、
それをすぐに体現できる適用力。
感受性が豊かであり、
だからこそ、言葉を発する我々は、ひとつひとつの言葉に大きな責任をもつことにも気づく。

最終報告では、
今まで国際協力、異文化理解、農業実習などで学んだこと、
そして共同生活で見えてきた自分の気づき、
そして将来の夢、
10分の中にみんなの思いがぎゅっとぎゅっと詰まっていて、
僕ら大人がはっと気づかされる部分が多くあった。

もっとエネルギッシュに、スポンジのように柔らかい姿勢で、
夢を持って生きること
そんなことを高校生のみんなは教えてくれた。


P.S. みんなで肝試しをしたのだけれど、まじビビった。
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あらゆる交流

やっとこ、仕事が一段落。
東京に戻って来ています。J-WAVEを聞きながら、窓をふきふき。
やっぱりJ-WAVEを群馬でも聞きたい。

27日は、広尾にて関わっているストリートチルドレン芸術祭のカレンダー完成発表&コンサートを裏方で手伝うために、早朝から群馬を発ち、広尾へ。

写真担当という事で、久しぶりに写真をぱしゃぱしゃと撮りました。
デジタル一眼を借りて撮っていたのですが、ちょっと病み付きになりそうです。
しかも、今なら中古で2〜3万で良い機種が買えるって言うじゃないですか。
久しぶりにオークションを覗こう。

そして、コンサートはミネハハさんという方のものだったんですが、ずっと目頭を熱くして見守らせてもらいました。
ミネハハさんは、CMの女王と呼ばれる位、CMでは有名な方なのですが、インドでの学校建設やストリートチルドレン芸術祭とのコラボレーションなどなど、自分の唄を地球や子どものためにと、行動されている方。
美声とメッセージに大きく感動。
来てよかった、「ありがとうございます」と心でずっと言っていました。

そしてカレンダーの完成発表会には、北○○仁氏も来ていたのですが、交流できる時間までとどまる事が出来ず、群馬へとんぼ返り。
この前、農村の交流パーティを実施したのでその打ち上げに遅れて参戦。
パーティ当日は他の仕事で関われなかったのだけれど、裏方で準備からずーっと中心でやって来たので思い入れもあって、スタッフや協力者の農家さんたちからもねぎらいの言葉をかけてもらい、ビール、黒ビール、白ワイン、赤ワインを次から次へと注がれては、飲み干すをくり返していると。

記憶ぷっつん。

気づいたら、布団の中。

どうやら、飲み会の最中、一番年下の俺をいじってくれているのにも関わらず、
「このお前ら、うんこがー!!」
「ちん○すやろー!!」
とか、一回り以上年上の方達に向かって、叫んでいたらしい。
醜態をどうぞお許しください。

農村に来て8ヶ月。やっとこ仕事とプライベートでここの方々と交流が深まって来ているのかなぁと、勝手に思い込んでいます。
来年は、もっともっとここの人たちに深く入って行きたいな。 

戦争と平和から思いがけない頂き物

オグシオとアラフォーを最近知りました。

お久しぶりです。若尾です。

先日、久しぶりに人前で話をしてきた。
平和講話ということで、「国際協力の経験から若者に伝えたいこと」ど大それたテーマをもらったのだけれど、はじまってみると自分が一番年下であり、来てくれた方々はアラフォー+20才と言ったところ。

主催者の年齢と同時開催しているのが戦争展ということから、この状況は予測はできていましたが、かなり言葉を選んで話さなければならなくなり、どもりっぱなし。
学生相手ならば、「〜じゃんね」とか、「わーい! これわかる〜?」とかアホな言葉遣いをしながら話ができるのだけれど、若僧の自分が、二回り近く年上の方を対象に話すとなるとそうもいきません。
そして、戦争を経験した事の無い自分が、戦争を経験した事の有る方へ平和の話をするというのは、おこがましくも感じました。

内容はいつもの国際協力メインの話ではなく、今の世界と日本で起こっていること、自分たちの行動がそれらにリンクしていることをメインに話してみた。

最後は最近の自分の哲学である「こころ」について。
平和は、他に訴える前に、自分の心と周りから平和にする事が大事ということを。

Q&Aでは心暖まるコメント&涙をいただき、こっちも言葉が詰まる。

終了後、あるおばさまから、ある人から巡ってきたというメガネをつけるためのアクセサリーをいただく。このアクセサリーは、今度は自分が、どこで、だれに渡すことになるのか楽しみだ。きっと、良い出会いがあることを期待して。

IMG_1225.jpg

IMG_0688.jpg「若尾君、男は優しいだけじゃ駄目だよ。強くなきゃ。」
「いやいや、Sさん、僕の事を全然知りませんね!」
と、この農家さんとはかなり白熱したやりとりが続く。

その農家さんの話は農業の話だけではなく、政治の話、人生観と多岐にわたり、それも的をついていることばかりでいつもはっとさせられる。

以前、Sさん曰く、
「最近の日本がおかしいのはさ、『間』がねえからなんだよ。」
と言っていた。

「間を無くして得たものは便利って言うもんさ。昔はそりゃ、不便だったさ。薪は取りに行かなきゃならんし、水は汲みに行かなきゃならない。町まで何キロも歩いたもんだよ。今は、ガスもありぁ、水もひねれば出る。便利になったもんだ。でもよ、水を汲みに行きゃ、水汲み場で近所の人と会話は出来たし、薪だって家族が協力しあって取りに行った。町に行くときゃ誰かに会わずにいられんから挨拶と会話ができたもんさ。それが、今じゃ、だれとも会わなくたって生活できらぁ。
人っつうのはさ、一人じゃ生けて行けないんだよ。人にはさ、『間』が必要なんだよ。人と触れ合う時間が必要なんだよ。そんな間がなくなって、人と接しなくなったから、簡単に人をナイフで刺しちゃうんだよ。」

納得せずにいられなかった。
スロースローと言われて久しいが、この農家さんに言わせれば、それは「間」なのだろう。
人には、その生きる環境を、また生きる環境を作り上げるモノを見つめる時間が必要だ。
自分であり、家族であり、近所であり、地域であり、日本であり、世界であり、地球である。

便利になればなるほど、本来得られるはずの間=時間=余裕がなくなる。
その矛盾を解決できるような意識改革が必要なのかもしれない。
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