今日、仕事の学生の活動に付き添いをして、東京都町田市に水路調査に行ってきた。
調布から、30分あまりを車で走り、多摩ニュータウンを越え、町田市に入る。
そこには雑木林、里山が広く残り、青々とした街が広がっていた。
公園に車を止めて、歩いて行き、林がある谷戸の小道に入って行くと、
目の前に急に棚田が広がっている!びっくりした。
まさか、東京にこんな風景が存在するなんて思ってもいなかった。
大学も近くのところに通っていたのに。
棚田があれば水路があるだろうということで来たのだが、
水路はあるけれど、水量が全くない。コンクリートなどでも整備されておらず、土がむき出しになった水路。そのせいで、水が少ないのかと思い、源流を探せば水量は増すだろうと思っていたが、上流に向かっても全く水は増えない。
しょうがなく、そこらへんで田植えをしていたおじさんに話を聞いてみると、どうやらここら辺の水はすべて、森から少しずつしみ出してきていて、それがだんだんと水路に溜まり、棚田を潤しているのだという。そりゃ、いつまでたっても水が増えないわけだ。
水も空気もきれいな中、様々なものに出会った。
トカゲ、カナヘビ(東北ではカナチョロというらしい)、蛙、水路にいる多量の青虫(これはいったい?)、鳥の鳴き声、話しをかけてくれる気さくなおばちゃん、映画に出たという桜の大木(蝉時雨、っていう映画らしい)、木いちご、グミの木(もちろん食す)。
結構歩いたが、心地よい疲れとなり、リフレッシュでき、帰り道の運転ではあくびが止まらなかった。危ない危ない。
東京も捨てたもんじゃない。いや、こういう風景もあるから東京って刺激的なのかも。
映画に出たという桜。松も桜に寄生している。
きいちご(すんごい、うまい!)
ぐみの実(あまり味なし)
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