今、進行中のプロジェクトで、農村の魅力ある人たちをクローズアップするパンフレットを作成中。
久しぶりに早朝に起床。あさ5:30。
夜は明けていない。
気温、マイナス7度。
車を温めて、しずこさんの加工場へ。
到着すると、すでに忙しそうに働いていた。
まんじゅうを噴かす蒸気が、室内に充満していて温かい。
「この蒸気、肌に良さそうですね。」
「そんなん、効かないのよ。それより、いいパック方法を最近始めたの。見て、このシワ!なくなっているでしょう!きゃはははは」
そんな会話をしながら、常に笑いが絶えない。しかし、まんじゅうを作っているときは、こちらの言葉は相手には届かない。それくらい、真剣なのだ。
朝日が昇ってくる。さらに温かい日差しが加工場を明るく照らす。
出来上がったばかりのまんじゅうを2つももらう。いつもいただいているものだけれど、出来立てはさらに美味い。無理を言って、お昼用にまんじゅうの生地で、バンズを作ってもらう。
朝4時半に起きて、夕方遅く、忙しい日には夜遅くまで仕込みをする。
もう70近くになる彼女の元気の源は、なんだろう?っていつも不思議に思わされる。
まだ30過ぎたばかりの俺も負けていられない。
お昼過ぎには、次の取材。
富岡製糸場近くにある居酒屋CO-JIROのランチタイムへ。
去年から仲良くさせてもらっている、店主のこやまさん。
横浜で修行したというその腕は、かなりのもの。ひっきりなしにお客さんが訪れる。しかも地元の人ばかり。僕らも、しょっちゅうこさせてもらっている。
「仕事のモットーは、なんですか。」
「ただ美味しいものを作りたいだけですよ!」
シンプルだ。しかし、その言葉がしっかりと料理にあらわれている。
俺も、シンプルな言葉で、表現していこう。
ごちそうさまでした。