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北緯15° 西経91.5°LOVE & CULTURE MAKE PEACE! Our Smiles Make Other's Smile.

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Street Childからもらったもの

IMG_2174.jpg(前回からの続き)
フェスティバル終了後、Kanlunganの車に同乗させてもらい、Kanlunganのセンターへ。昨日、施設内で子どもたちと触れ合う事が出来なかったため、一緒に食事して、音楽を聴いたり、バトミントンしたり、食器を一緒に洗ったり(本当は手伝ってはいけなかったらしい)していたら、あっという間に21:00前。

最後に聞いてみた。どうして、ここの子どもたちは、こんなにも明るいのかと。
そしたら、「偉大な存在(神)に気づくからです。家族や社会に見放されたと思っていても、つながりがあることを信じる事が出来れば、立ち直る事が可能なんです。」と言う答え。
なるほど。
俺は、宗教には属していないけれど、共感できるものはある。神という存在ではなくても、それが地球であったり、自然であったり、自分の心であったり、家族であったり、その形態は、人それぞれだと思う。
そのつながりが回復できたとき、子どもたちのこころも回復する事が出来ることは易く想像できる。
却って、日本の社会の方が、「うさんくさい」「めんどうくさい」という言葉や「スピリチュアル」という言葉に翻弄されて、大切なつながりを忘れていないかな。

話しがずれた。



帰ろうとすると、一人の子が「今日は、ここで寝ないの?」と聞いてくる。
「明日仕事だから、帰らないと」、と言うと、見送ってくれると言う。
施設をでて、挨拶して、ハグをしても、まだ見送ってくれると言う。
スタッフの方と彼が一緒に大通りの交差点までついて来てくれる。
最後にもう一度、また会おうね、と言って、お別れをする。
少し歩いて振り返ると、まだ見ていてくれている。大きく手を振る。
踵を返す。少し歩いてまた振り返ると、まだ手を振ってくれている。
そんなことを何度と繰り返しただろうか。
涙腺が緩んで来た。
お互いが見えなくなるまで、手を振りあい続ける。

彼が家族の元に帰れたとしても、絶対にまた訪れよう。子どもたちに会いに来よう。
子どもたちのために、何かしよう。何かしたい。そう思った。

帰国後、成田エキスプレスで早速携帯の電源を入れ、メールをチェックしていると、Kanlunganを支援している団体の日本人スタッフの方からメールが来ていた。
そこには、見送ってくれた彼(ブライアン)とスタッフの彼女とのやり取りが。
〜以下、メールを抜粋〜〜
ブライアン「あのKuya(兄)はどこに行ったの?」
私「『あの』って?Kuya○○?」
ブ「違う...一緒にお見送りした...」
私「あ〜Kuya.Ken?」
ブ「うん!Kuyaは?どこにいるの?今日来てくれるって?」
私「う〜ん、Kuya、今日はもう来れないんだって。
木曜日には、Kuyaの国に帰るって言ってたよ」
ブ「また来てくれるって?」
私「うん、また、ブライアンにも会いに来るって
言ってくれてたよ」
ブ「いつ?」
私「それはまだ分かんないけど...。でも、きっとね!
あ〜ブライアン、Kuyaのこと恋しいんでしょ〜?」
ブ「うん」
私「じゃ、Kuyaにブライアンが『恋し〜』って
言ってたってお手紙してもいい?」
ブ「うん!」

あの時と同じ、少し寂しそうな表情を見せながら、
だだっ子のようになっていましたが、また、
きっと戻って来てくれるよ〜と伝えると、
とても嬉しそうにしていました
〜〜〜

メールを読んだら、また涙腺が緩んで、今度は本当に涙が出て来た。


(子どもたちが夕食後ギターの練習をしていた。暗くて見えないが。。。)


(彼らがうたう様子)
IMG_2176.jpg
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>つかもっちゃん
ひさしぶり!!
グアテ行って来たの!?いいなぁ。俺も行きたかったけれど、当分は無理そう。
俺も、このうちのどの子どもたちと交流を深められるだろう。いや、交流が無くても何か出来れば良いかな。
Kenta 2009/02/05(Thu)22:22:49 編集
>Maki*2
ほんと、面白い(笑)
こうタイミングよく、その言葉を書いてくれるとは、俺もびっくりを通り越して、面白くなって来た。電話でも話したけれど、夏至はよろしくね。
Kenta 2009/02/05(Thu)22:21:39 編集
>bahari
おー!すごいコメントありがとう!
何事でもいろんなつながりを感じられる生き方が良いと思うんだよね。
Kenta 2009/02/05(Thu)22:20:21 編集
>かおり
また、運命って大きく出たね。
今後もフィリピンとはつながりを持っていきたいなと思っているよ。

しかし、フィリピーノは唄がうまいね!!
Kenta 2009/02/05(Thu)22:19:00 編集
>Maxiさん
この仕事はやっぱり、人のつながりを大切にしていかなきゃいけないと思いますよね?

お待ちしています!来年度の寺子屋はいっぱいイベントしますよ!
Kenta 2009/02/05(Thu)22:17:51 編集
>Sady
その存在は必ず必要だよね。

地球のステージ、協力隊に行く前に訓練所で彼が来てくれてライブを見ました。
その映画版が出来たんだね。教えてくれてありがとう。地球交響曲もおすすめです。
Kenta 2009/02/05(Thu)22:16:32 編集
無題
お久しぶり☆
ken×2の日記見て、グァテの子供達のことを思い出したよ。
私も、子供達の笑顔に何度救われたか・・・。
得たものは、すごく大きかったなぁ。
でも、2年後に行ったら、知ってる子は数えるほどだった・・・。
みんなどこに行ったんだろう??
施設が移っても、幸せでいてくれればいいんだけど・・・。
つかとも 2009/02/05(Thu)06:32:10 編集
無題
キャラバン・・・。
最近浮かんだキーワード。
音楽で、世界中の子供達や人々と・・・何か出来ないかなぁ~と、ぼんやり。繋がりたい、色んな境遇の子供達と。出来ることがあったら、ご一報を☆
Makix2 2009/02/04(Wed)17:07:45 編集
無題
信じものは救われる。宗教的な意味じゃなくて、本来の意味でもなくて、自分の中に何か信じられるものやことや人や思いがあれば人は明るくたくましくなれるのだというのが私の考え。
信じられる物事=「神」。
そしてその神の存在は「つながり」によって気づくんだね。。。
bahari 2009/02/04(Wed)00:53:33 編集
おもしろいね☆
わ~、なんかすごい偶然だね!
私がmixi日記に施設の子ども達(元ストリートチルドレン)
が歌ってる動画をUPしたのと
同時にKEN KENもこの動画を
UPするなんて!!!
ちょっとビックリしたよ^^;)
これも運命かしら(笑)♪
かおり 2009/02/03(Tue)21:56:38 編集
きゅんきゅん
読んでてきゅんとしました。
こちらは流離いでも彼にとっては日常の中の出来事なんですよね。出会いを大切にしなきゃ。


無事帰国されたとのこと、また遊びに行きま~す!
maxi 2009/02/03(Tue)21:02:19 編集
いい体験したね
誰かとつながっているということの安心感。それが大切な存在であるほど強く感じられる、、、、。

日曜日にいい映画を見ました。きっとKEN2も気に入ると思うよ。

「地球のステージ~ありがとうの物語~」
http://officeraft-qua.co.jp/e-stage2.html

俺も何かしなくちゃって思った。
sada 2009/02/03(Tue)17:20:53 編集
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