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北緯15° 西経91.5°LOVE & CULTURE MAKE PEACE! Our Smiles Make Other's Smile.

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Earth Day Tokyo 2009 出展!

こんばんは?おはようございます?

今日、代々木公園で行われる環境イベントEarth Day Tokyoに
職場で出展します。
群馬から、農村のスイーツ「エコ駄菓子」!を持って参上!

去年にスタッフが作ったトウモロコシを乾燥させて挽いて作ったドーナツや
フィリピンから取り寄せたストリートチルドレンが作ったコショウ、
群馬名産のおやきのピザ味/カレー味、
作り立てジェラート各種、
などなど
盛りだくさん。
ということで、この時間まで準備していた。

さぁ、明日はいっぱい売るぞ〜。
時間のある人は是非、遊びに来てください!

1_1.JPG
















(とうもろこしドーナツ)

IMG_2702_1.JPG
















(フィリピンのストリートチルドレンが作ったコショウとピアス)
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新生活

来年度から、大学院行きます!
地域、農村について研究します。

仕事、勉強、プライベートの両立を図らねばなりません。

知識に命(こころ)を吹き込んで、
農村の魅力的なところを再発見していくぞ!

2009022015280000.jpg

Street Childからもらったもの

IMG_2174.jpg(前回からの続き)
フェスティバル終了後、Kanlunganの車に同乗させてもらい、Kanlunganのセンターへ。昨日、施設内で子どもたちと触れ合う事が出来なかったため、一緒に食事して、音楽を聴いたり、バトミントンしたり、食器を一緒に洗ったり(本当は手伝ってはいけなかったらしい)していたら、あっという間に21:00前。

最後に聞いてみた。どうして、ここの子どもたちは、こんなにも明るいのかと。
そしたら、「偉大な存在(神)に気づくからです。家族や社会に見放されたと思っていても、つながりがあることを信じる事が出来れば、立ち直る事が可能なんです。」と言う答え。
なるほど。
俺は、宗教には属していないけれど、共感できるものはある。神という存在ではなくても、それが地球であったり、自然であったり、自分の心であったり、家族であったり、その形態は、人それぞれだと思う。
そのつながりが回復できたとき、子どもたちのこころも回復する事が出来ることは易く想像できる。
却って、日本の社会の方が、「うさんくさい」「めんどうくさい」という言葉や「スピリチュアル」という言葉に翻弄されて、大切なつながりを忘れていないかな。

話しがずれた。



帰ろうとすると、一人の子が「今日は、ここで寝ないの?」と聞いてくる。
「明日仕事だから、帰らないと」、と言うと、見送ってくれると言う。
施設をでて、挨拶して、ハグをしても、まだ見送ってくれると言う。
スタッフの方と彼が一緒に大通りの交差点までついて来てくれる。
最後にもう一度、また会おうね、と言って、お別れをする。
少し歩いて振り返ると、まだ見ていてくれている。大きく手を振る。
踵を返す。少し歩いてまた振り返ると、まだ手を振ってくれている。
そんなことを何度と繰り返しただろうか。
涙腺が緩んで来た。
お互いが見えなくなるまで、手を振りあい続ける。

彼が家族の元に帰れたとしても、絶対にまた訪れよう。子どもたちに会いに来よう。
子どもたちのために、何かしよう。何かしたい。そう思った。

帰国後、成田エキスプレスで早速携帯の電源を入れ、メールをチェックしていると、Kanlunganを支援している団体の日本人スタッフの方からメールが来ていた。
そこには、見送ってくれた彼(ブライアン)とスタッフの彼女とのやり取りが。
〜以下、メールを抜粋〜〜
ブライアン「あのKuya(兄)はどこに行ったの?」
私「『あの』って?Kuya○○?」
ブ「違う...一緒にお見送りした...」
私「あ〜Kuya.Ken?」
ブ「うん!Kuyaは?どこにいるの?今日来てくれるって?」
私「う〜ん、Kuya、今日はもう来れないんだって。
木曜日には、Kuyaの国に帰るって言ってたよ」
ブ「また来てくれるって?」
私「うん、また、ブライアンにも会いに来るって
言ってくれてたよ」
ブ「いつ?」
私「それはまだ分かんないけど...。でも、きっとね!
あ〜ブライアン、Kuyaのこと恋しいんでしょ〜?」
ブ「うん」
私「じゃ、Kuyaにブライアンが『恋し〜』って
言ってたってお手紙してもいい?」
ブ「うん!」

あの時と同じ、少し寂しそうな表情を見せながら、
だだっ子のようになっていましたが、また、
きっと戻って来てくれるよ〜と伝えると、
とても嬉しそうにしていました
〜〜〜

メールを読んだら、また涙腺が緩んで、今度は本当に涙が出て来た。


(子どもたちが夕食後ギターの練習をしていた。暗くて見えないが。。。)


(彼らがうたう様子)
IMG_2176.jpg

ストリートチルドレン in フィリピン

今回のフィリピンでの農村調査の合間に、マニラのストリートチルドレン施設「Kanlungan(カンルンガン)」を訪問。Kanlunganは、マニラのストリートチルドレンや、家族の問題で家に居る事が出来なくなった子どもたちを預かり、支援をしている団体。この施設の子どもたちは、日本で関わっているプロジェクト「ストリートチルドレン芸術祭」への絵も書いてくれていた。

さて、訪れた日はちょうど施設の引っ越しの日であり、子どもと触れ合う機会がなかったが、次の日は、なんとマニラでストリートチルドレン・フェスティバルたるものが行われるらしい。
翌日、地理に不慣れなマニラで、会場となる「子ども博物館」へ。
どうにか到着すると、人、子ども、人、子どもで溢れかえっている。聞くところによると、首都マニラのうち4市から46のストリートチルドレン関係団体が参加し、ブース出展したり、ワークショップをしたりしている。
参加人数はなんと子どもを含め1500人。たった4市だけで、だ。これがマニラ全体となったら、一体ストリートチルドレンの総数と関連団体はいくつになってしまうのだろう?

IMG_2161.jpg

なぜ、そんなにストリートチルドレンがいるのだろう?
意味があって産まれて来たのに、その意味を大人や社会の勝手によって踏みにじられてしまう子どもたち。彼らは、その生を病気、DV、貧困、暴力、ドラッグなどに侵されていく。そして、家族を離れ施設へ。

もみくちゃになりながら、Kanlunganのブースへ。そこでは、ストリートチルドレン自身とスタッフによる家族の大切さを訴える(?)人形劇が行われていた。そこで気づいたのは、ここの子どもたちとスタッフはすごく目が輝いている事。生き生きとしている。
タガログ語もろくにしゃべれない俺を、子どもが手を引っ張り遊びに連れて行く。他の子がボール遊びをせがんでくる。とても、何かしらの理由があった子どもたちとは思えない。

IMG_2155.jpg



会場には、一般的なストリートチルドレンを訴える展示ブースの他に、普段頭を洗えない子どもたちのための洗髪ブース、ボディペイントブースなど子どもを喜ばせる様々なブースが出展。
舞台では、ストリートチルドレンたちによる社会性のこもった迫真の演劇や、ダンス。
フィリピンで有名な歌手も登場し、大盛り上がり。

最初に自分が考えていたストリートチルドレンに対する暗いイメージを吹き飛ばし、乗り越えようとするエネルギーとピースフルな雰囲気に包まれた、すごく素敵なフェスティバルだった。

 

IMG_1741.jpgフィリピンで農村調査をしていて、出会ったのは「地域のつながり」。

ちょうど、棚田の田植えの時期にあたっていたので、その様子を見に行きました。

そこでは、地域の人々が集まり、一緒に一人のために田植えの作業を行っていました。
作業が終わると、みんなで昼食を囲みます。

ここでは、みんなが一生懸命に、そして楽しそうな雰囲気が伝わってきました。

日本でもまだ残る光景ですが、こうやって地域の人々とともに何かを生産し、生活をともにする、そしてそれを「楽しむ!」という文化は僕にとってすごく新鮮に映りました。

案内してくれたコミュニティリーダーは、
「この共同作業(結いのようなもの)は、ここの文化。なくならないだろうし、なくしたくない。」
その言葉が心に残りました。


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(みんなで手で田植え)

(昼食後の歓談)


IMG_1740.jpg

(バナナの上にご飯を広げて、手で食べる)